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Excel 空白行を一行おきに挿入して上の行をコピー

Excel 空白行を挿入して上の行をコピー

Excelを使った作業で、空白行を挿入して上の行をコピーするのが大変だと、家族が言うので、もう少し良い方法がないものかと探ってみました。

行を1行ずつ選択して右クリックで挿入?

家族の話では、最初の行は普通に選択して2つ目の行からは、Ctrlキーを押しながら、行を1行ずつ選択していき、右クリックで行を挿入すると、1行おきに空白行を挿入することができるそうです。

空白行を挿入して上の行をコピー

次に、その1行おきに挿入された空白行に上の行をコピーしていくのだそうです。

要するに、行を複製していく作業が必要らしいのです。

でも、うっかり行をマウスで掴み損ねたりすると、また最初の行に戻って、また1行ずつ Ctrl キーを押しながら選択していかなくてはならないらしく、難儀しているとのこと。

数行程度ならまだしも、100行以上あると、これは確かに大変です。

Excelは(Excelも?)あまり得意ではないのですが、もう少し良い方法がないものかと探ってみました。

Excelの「並べ替え」機能を活用

Excelの並べ替え機能を使って行を複製します。

右側のセルに連番を振ります。

右の列に連番を振る

複製したい行を全て選択して、右クリックでコピーして、直下に、再び右クリックで「コピーしたセルの挿入」で挿入します。

複製したい行を選択してコピーして、コピーしたセルの挿入で挿入する

このままだと、複製した行が離れてしまっているので、並べ替えます。

Shiftキーを押しながら右矢印キーや、下矢印キーなどを使って、並べ替える範囲を選択します。(範囲選択のやり方は、特に理由はないので、やり易いように選択すればよいような気がします。)

並べ替える範囲の選択
並べ替える範囲が選択できたら、リボンの「データ」タブの「並べ替え」ボタンをクリックします。

リボンのデータタブの並べ替えボタンをクリックしますすると、「並べ替え」のダイアログが表示されます。

並べ替えダイアログボックス

今回は、選択範囲を2行目からにしたので、「先頭行をデータの見出しとして使用する」のチェックは外しておきます。(※データの見出しの行も並べ替えの選択範囲に含める場合は、チェックを入れておくと良いようです。)

最優先されるキーを選択

「列」のところの「最優先されるキー」をプルダウンメニューから選択します。

先ほど連番を振った「列H」を選択します。「並べ替えのキー」は「値」、「順序」は「昇順」にしておきます。

並べ替えを実行する「OK」ボタンをクリックして、並べ替えを実行します。

並べ替え実行後の画像すると、複製した行が元からある行の直下に並びます。

並べ替えの完了

並べ替えが完了しました。

連番を振った作業列(上の例ではH列)のセルを1つ選択して、リボンの並べ替えの「昇順」ボタンをクリックする方法もあるようなのですが、上記のように並べ替える範囲を選択するやり方のほうが、理解しやすいように思いましたので、家族にもこのように説明しました。

「上の行をコピーする行」と「コピーしなくてもよい行」が混在しているとき

全ての行を複製して2行にする場合は、上記の方法で出来るのですが、家族の話では、中には2行にしない行もある、と言うのです。

では、2行にする行と、そうでない行は、どこで区別しているの?と尋ねると、ある列の値が「区分2」のときは、2行にし、そうでない場合は1行のままにする、ということらしいのです。

2行にする行としない行が混在している場合

 

「2行にする行」は下の方にまとまるように並べ替える

条件を分岐するプログラムが書ければそれに越したことはないのだろうとは思いますが、並べ替えでもなんとかできそうです。

2行にする「区分2」の行が下の方になるように、やはり、Excelの「並べ替え」機能を使って並べ替えます。

並べ替える範囲を選択して、「データ」タブの「並べ替え」ボタンをクリックします。

並べ替える範囲を選択して並べ替えボタンをクリック

「並べ替え」のダイアログが表示されたら、「最優先されるキー」をプルダウンメニューから「列H」を選択して設定します。

最優先されるキーを選択
「先頭行をデータの見出しとして使用する」のチェックは外しておきます。

「並べ替えのキー」は「値」にして、「順序」はプルダウンメニューから、「ユーザー設定リスト」を選択します。

順序をユーザー設定リストにする

すると、「ユーザー設定リスト」のダイアログが表示されるので、「リストの項目」の入力窓に並べる順番を入力していきます。

ユーザー設定リストのダイアログ

「区分2」が一番最後になるように、リストを作成します。

リストを区切る場合は、Enterキーを押します。

ユーザー設定リストを作成して追加

リストが入力できたら、「追加」ボタンをクリックします。

ユーザー設定リストが作成されました

左側の窓に、先ほど入力した「ユーザー設定リスト」が保存されているのが確認できたら、「OK」ボタンをクリックします。

順序をユーザー設定リストにしてOKボタンをクリック「順序」のところが、先ほど設定したリストになっているのを確認して「OK」ボタンをクリックします。

並べ替えの完了先ほど設定した「ユーザー設定リスト」の順番に並べ替えられました。

「区分2」が下に並べ替えられた「区分2」が一番下になっています。

「区分2」に連番を振る「区分2」の隣の列に連番を振ります。

複製したい行全体をコピーして挿入するあとは、前述のとおり、複製したい行を全て選択して、右クリックでコピーして、直下に、再び右クリックで「コピーしたセルの挿入」で挿入します。

最優先されるキーにI列を選択する「最優先されるキー」に I 列を選択し、「並べ替えのキー」は「値」にします。

「先頭行を~」のチェックは、外しておきます。

「順序」は昇順に設定「順序」は「昇順に設定」します。

並べ替えの実行「OK」ボタンをクリックして、並べ替えを実行します。

並べ替えの完了「区分2」の行が複製できました。

並べ替えの終了あとは、日付の A 列を「最優先されるキー」に設定して並べ替えるなど必要に応じて加工できるかと思います。

まとめ

Excelが不得意な私が書いた記事なので、間違っているかもしれませんし、もっと簡単な方法があるのかもしれません。

家族の話では、「並べ替え」機能を利用することで、作業効率が上がったそうです。

この「並べ替え」の機能も条件によっては、使えない場合もあるかもしれません。

作業をされる際は、ご自身で、よくご検証なさってください。

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