Thunderbirdで署名を入れるときはQuicktextが便利

署名のイメージイラスト

メールソフトのThunderbirdで署名を入れようとしたのですが、自分が入れたい位置に入らないので何か良い方法がないかと調べたら、ちょうどいいアドオンがありました。

Thunderbirdの署名機能では任意の位置に入れられない

Outlook2010からThunderbirdにメールソフトを乗換えたので署名を入れる方法を調べたら、Outlook2010のように、「好きな位置にカーソルを移動して挿入すること」や「複数の署名を使い分けて挿入すること」ができないようです。

そこで、「Signature Switch」というアドオンをインストールしてみたのですが、こちらは「複数の署名を使い分けて挿入すること」はできるのですが、「好きな位置にカーソルを移動して挿入すること」ができません。

これでは不便なので、さらに調べると「Quicktext」というアドオンが良さそうな感じです。

ところが、「Thunderbirdのバージョン45/Quicktextのバージョン0.9.11.6(当時)」では不具合が出て使えない模様です。さらに調べてみると「Bugzilla@Mozilla」の英語のフォーラムに修正版がアップロードされていることが判ったので、それをインストールしていました。

その後、2016年5月23日にMozillaの公式サイトに不具合を修正した新しいバージョン「0.9.11.7」がリリースされたようです。

この記事を書いている時点(2017年5月22日現在)「Thunderbirdのバージョン52.1.1/Quicktextのバージョン0.9.11.7」では、私の環境では問題なく使えています。

Quicktextってどんなアドオン?

「Quicktext」はその名から推察できるように「よく使う定型句」を予め登録しておき、プルダウンメニューをクリックすることで、その「よく使う定型句」を任意の位置に簡単に挿入することができるアドオンです。

なので、署名を挿入することはもちろん、よく使う「挨拶文」や「単語」、「名前」、「商品名」など、テキストなら何でもグループ化して登録しておき、簡単にメールに挿入することができます。

Quicktextのインストール

「Quicktext」をMozillaの公式サイトからインスト―ルします。

アドオンマネージャーを開く

Thunderbirdの右上の方にある「三」のような形のメニューボタンをクリックして、さらに「アドオン」をクリックします。

アドオンマネージャーの画面

「アドオン入手」で「詳細」をクリックします。

アドオンの検索

検索窓に「Quicktext」と入力して検索すると「Quicktext」がすぐに見つかると思います。

Thunderbirdへ追加ボタンを押す

「+Thunderbirdへ追加」のボタンをクリックします。

2018年1月11日追記:
ウチの他のPCにも「Quicktext」をインストールしようとしたら、Mozilla公式サイトに「このアドオンはお使いのバージョンのThunderbirdと互換性がありません。」と記載されていて「+Thunderbirdへ追加」のボタンがクリックできないようになっていました。

2018年1月11日現在、すでに別のPCで「Thunderbirdのバージョン52.5.2」に「Quicktextのバージョン0.9.11.7」をインストールして使っていますが、私の環境では特に不具合は出ていません。

なので私はMozilla公式サイトより、「Quicktextのバージョン0.9.11.7」の「xpi」ファイルを強制ダウンロードしてインストールしました。その手順は「Quicktextを強制ダウンロードしてインストールする手順」に追記しました。だだし、公式サイトに「互換性がない」との記載があるので、環境によっては、不具合が生じる場合があるかもしれません。インストールされる場合は自己責任で行ってください。(もっとも、上手く動作しないときは、アドオンを削除すれば良いだけとは思いますが・・)

Thunderbirdのブログにバージョン58のベータ版の記事があるので、正式版のアップデートも、そう遠くないのかもしれません。

すると、「ソフトウェアのインストール」のダイアログが表示されます。

「ソフトウェアのインストール」のダイアログ

よろしければ「今すぐインストール」をクリックします。
※インストールする場合は自己責任でお願いします。

「今すぐ再起動」ボタンをクリック

「今すぐ再起動」のボタンをクリックします。

再起動後、インストールされているか確認します。

ツールバーでQuicktextを選択

「メニューバー」の「ツール」をクリックして「Quicktext」が追加されていればインストール完了です。

「メニューバー」の「ツール」から「アドオン」をクリックして「アドオンマネージャー」を開き、そこの「拡張機能」でも確認することができます。

2018年1月12日追記:ここから

Quicktextを強制ダウンロードしてインストールする手順

「アドオンマネージャー」の「アドオン入手」を選択して「詳細」ボタンをクリックし、検索窓で「Quicktext」と入力して、検索します。

すると検索結果に「Quicktext」が色が薄くなった状態で表示されます。

Quicktextの検索結果

マウスポインタを乗せると「このアドオンはお使いのバージョンのThunderbirdとの互換性がありません。」という表示が出ます。

その薄く表示されている「Quicktext」の青い文字をクリックします。

Quicktextの検索結果の画像

すると「Quicktext」のページが開きます。
このページは以下のThunderbirdの公式サイトからサイト上部の「アドオン」をクリックして検索することで表示することもできます。
https://www.mozilla.org/ja/thunderbird/

Mozilla公式サイトのQuicktextのページ

「強制ダウンロード」の文字をクリックします。

ファイルを保存を選択してOKボタンをクリック

「ファイルを保存する」を選び、「OK」ボタンをクリックします。

ダウンロードするファイルの保存先を指定します。

保存先を「ダウンロード」等に指定して「保存」ボタンをクリックします。

アドオンマネージャーで拡張機能のページを選択

Thunderbirdの「アドオンマネージャー」で「拡張機能」を選択します。

拡張機能のページで歯車のアイコンをクリックします。

歯車のカタチのアイコンをクリックし、表示されたメニューから、「ファイルからアドオンをインストール」をクリックします。

quicktext-0.9.11.7-tb.xpiファイルを選択

先ほどダウンロードした「quicktext-0.9.11.7-tb.xpi」ファイルを選択し、「開く」をクリックします。

ソフトウエアのインストール

「ソフトウェアのインストール」のダイアログで「今すぐインストール」のボタンをクリックします。

アドオンマネージャーの拡張機能のページ

「アドオンマネージャー」の「拡張機能」のページで「今すぐ再起動する」の文字をクリックします。

Quicktextがインストールされました。

「Quicktext」がインストールされました。

このインストールの方法は、Mozillaのアドオンの公式サイトに「このアドオンはお使いのバージョンのThunderbirdと互換性がありません。」と表記されていて「+Thunderbirdに追加」のボタンがクリックできないようになっていたため、私が行った手順です。

私の環境では今のところ「Quicktext」の不具合は発生していません。

しかし、自分の環境(Windows 10 Home バージョン 1709)以外は試すことができませんし、公式サイトには「互換性がありません」と表記されているので、もしインストールされる場合は自己責任で行ってください。

2018年1月12日追記:ここまで

Quicktextで署名を登録してみます

Quicktextは前述のとおり、署名に特化したアドオンではないのですが、先ずは署名を登録してみます。

グループを設定します

「メニューバー」の「ツール」から辿って「Quicktext」をクリックします。

ツールバーでQuicktextを選択
すると「Quicktextの設定」のウィンドウが表示されます。

Quicktextの設定-グループを追加

「グループを追加」のボタンをクリックします。

グループ名を登録

グループに名前をつけます。
タイトル:の「新しいグループ」となっているところを「署名」に書き換えます。

グループの登録その2

すると左側の窓枠の中(赤い矢印で示したところ)にも「署名」と表示されます。

次に「保存」のボタンをクリックすると「署名」という名前のグループが設定されます。

この設定された「署名」という名前のグループの中にテンプレートを設定していきます。

テンプレートを設定します

「署名」という名のグループの中にテンプレート(テキスト)を登録していきます。

グループを選択した状態

左側の窓枠の中で「署名」というグループが選択された状態(文字の背景がグレーになっている)で「テンプレートを追加」のボタンをクリックします。

テンプレートを追加する

すると、「タイトル:」のテキストボックスに「新しいテンプレート」と表示されるので、それを任意の名前に書き換えます。

テンプレートに名前をつける

ここでは、「(太郎)既定の署名」としました。
左側の窓枠の中にも、つけたタイトルが表示されます。(赤い矢印で示したところです)

次に右側中央の枠の中に署名を入力すればいいのですが、この枠の中に直接入力すると空白スペースがわかりにくいので、体裁を整えるため、空白を表示してくれるテキストエディタを使って署名のテンプレートを作り、それをコピーして貼り付けます。

今回はフリーソフトの「Mery」というテキストエディタで作ります。

先ずは飾り罫(かざりけい)を作ります。

飾り罫を作る01

全角の「_(アンダーバー)」と半角の「/(スラッシュ)」を入力したら、それらを選択してコピーし、その直後に貼り付けます。

飾り罫をつくる02

それを10回ほど繰り返すと飾り罫ができます。

Google検索などで「飾り罫 署名」と入力して検索すると、飾り罫や署名のテンプレートなどが、たくさんヒットするので、それを使った方が手っ取り早いかもしれません・・・

テキストエディタでテンプレートをつくる

必要な項目(名前など)を入力して、上の飾り罫を下にもコピーして出来上がりです。
※メールアドレスやホームページアドレスの直前は半角の空白を入れておいた方がいいかもしれません。(自動でリンク表示されたときに、前の「E-mail:」等と繋がってしまうことがあるので。)

これをコピーして、「Quicktextの設定」の右中央の枠内に貼り付けます。

Quicktextの設定に貼り付ける

「保存」ボタンをクリックします。

これでひとつ目の署名が登録されました。

つづいて2つ目の署名を登録してみます。

2つ目のテンプレートを追加

再び「テンプレートを追加」のボタンをクリックします。

こんどは、ひとつ目のテンプレートから電話番号を削除して氏名とメールアドレスだけの署名を作ってみます。

2つ目のテンプレートに名前をつける

「タイトル:」を「(太郎)氏名とメールアドレス」にします。
やはり、左側の窓枠の中にもタイトルが追加表示されます。(赤い矢印のところです)

テキストエディタで、ひとつ目の署名から電話番号を削除して体裁を整えます。

テキストエディタでテンプレートを作成

これを「Quicktextの設定」の枠内に貼り付けます。

Quicktextの設定に貼り付ける

「保存」のボタンをクリックすれば登録完了です。

登録した署名を使ってみます

早速、登録した署名を使ってみます。

メールの「作成」ボタンをクリックして作成ウィンドウを表示します。

メールの作成画面

先ほど作成した「署名」というグループのボタンが左の方に表示されています。

右端の方には「タグ」と「その他」というボタンもあります。こちらは変数などを利用して値を取得してテキストとして挿入したりといった機能があるのですが、私は殆ど使っていません。興味のある方はQuicktextの作者のWebサイトなどを参照すると良いかもしれません。

メールの本文を手入力して・・・

署名を入れたい位置にカーソルを持っていきます

署名を挿入したいところにカーソルを持っていきます。

プルダウンメニューで選択します。

「署名」のグループボタンをクリックしてプルダウンメニューを表示させ、最初に登録した「(太郎)既定の署名」をクリックします。

カーソルの位置に署名が挿入される

先ほどカーソルがあった位置に署名が挿入されます。

2つ目に登録した署名を入れたいときはプルダウンメニューでそれを選択してクリックするだけです。

署名を入れる場所もカーソルを移動するだけでどこにでも入れられます。

また、再びThunderbirdのメニューバーの「ツール」から「Quicktext」をクリックして「Quicktextの設定」を開き、「全般」タブを選択して、

Quicktextの設定で全般タブを選択

「コンテキストメニューにQuicktextを表示」にチェックを入れて保存ボタンをクリックしておくことで、右クリックで署名(または、他のテキスト)を挿入することも可能です。

右クリックでテンプレートを挿入できる

※右クリックでも挿入できます。

なお、メールの本文と署名の堺の印に「–」のようにハイフンをふたつ入れたい、あるいは入れるべき、と思う方はテンプレートを作るときにそれも入れて作れば良いかと思います。

まとめ

Quicktextは署名に限らず、いろいろと自由に使えるので、とても重宝しています。

アドオンのお二人の作者様、ありがとうございます。

Thunderbirdの開発者様、できますればこの機能をThunderbirdに標準で付けていただけるとありがたいのですが・・・。

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