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固定電話(アナログ)回線の「利用休止継続」を申し出てみました

黒電話のイメージイラスト

ある事がきっかけで、アナログ電話回線の「利用休止継続」の申し出をしていないのを思いだしたので早速、申し出てみました。

電話回線の利用休止とは

家のネット回線をADSLから光回線(FTTH)に変えたときに、固定電話も光電話に変えると安くなるというので、光電話に変えました。

そのときに、それまで使っていたアナログ電話回線(加入電話)は休止にする手続きをしていました。

 

利用休止のお知らせのハガキ

NTT東日本の利用休止のお知らせのハガキ

 

NTT東日本では、このアナログ電話回線の休止期間を5年間と定めていて、その間に休止期間延長の申し出がない場合は、更に5年間自動延長するとしています。(それなら、最初から10年間にしておけばいいような気もしますが、何かしらの重要な理由があるのでしょう)

電話回線利用休止の期間の説明図-1

そして、休止期間後については、

休止工事日から10年間、利用休止継続のお申し出がない場合は、電話加入権等は解約されたものとして取り扱わせていただきます。

※解約に際し、お客様への事前連絡は行っておりませんので、ご了承ください。

と、ハガキに記載されています。

では、休止にするメリットは、そもそも何だったかというと、アナログ電話回線を復活させたい場合に、新規の固定電話を引くときに必要な初期費用の「施設設置負担金」や「契約料」を払わなくても済むという事のようです。

固定電話(加入電話)を新規に契約するときは「施設設置負担金」や「契約料」といった名目で支払いをするのですが、契約後は「加入電話」の回線を利用できる権利なため?か、譲渡や売買ができるため?か、「電話加入権」という名称が使われるようです。

 

利用休止継続の申し出

利用休止継続の申し出のため、「利用休止のお知らせ」のハガキに記載されている連絡先に電話をしたら、すぐに手続きをしてもらえました。

今回は「休止工事日」より4年と11ヶ月ほどでしたので、無駄な申し出なのかなと思いましたが、あながち、そうでもないようです。

利用休止継続の申し出後の休止期間の説明図

利用休止継続の申し出(手続き)を行った場合は、その日から、5年間の休止期間となり、5年後は自動延長になるので、また、10年間の休止期間が設けられるそうです。

ですので、今回は、なにも手続きをしなかった場合に比べて、5年弱ですが、期間が延びたわけです。

手続き後、新しい「利用休止のお知らせ」のハガキが届きました。

新たに届いた「利用休止のお知らせ」のハガキ

新たな休止満了日の年号は平成34年となっています。

なお、この「利用休止継続の申し出」は、何度でもできるようなので、10年の間のどこかで忘れずに手続きをすれば更に延長できそうです。

ネットで調べていたら、NTT西日本の場合は「利用休止ハガキ」に休止期間が記載されていないので期間を設定していない旨の記事を見つけました。

そこで、NTT西日本のWebサイトで利用休止の案内のページを見てみましたが、休止の期間についての記載は見当たりません。

どうやら、この期間の設定は、NTT東日本だけのようです。

利用休止の電話回線の復活(再利用)

利用休止していたアナログ電話回線を再び利用するときは、工事費用がかかるようです。

NTT東日本のWebサイトには「工事費は、取り付けする場所の電話設備の状況により異なるが、2,000円~10,000円(税抜)程度」と記載されています。

再利用時の電話番号

再利用時の電話番号については、「利用休止のお知らせ」のハガキに以下のような記載があります。

電話番号は、新たな電話番号に変わります。
但し、今までお使いの電話番号のまま(番号ポータビリティ)NTT東日本のひかり電話、もしくは他の電話会社のサービスへの変更に伴い、加入電話番号を休止された場合に限り、再度NTT東日本の加入電話等でご利用されるときは、原則、電話番号は変わりません。

 

「光コラボレーション」との関連性

「光コラボレーション」を利用していて、光電話も使っている場合、固定電話の電話番号を変えずに、もとのNTTの「フレッツ光」に戻ることや、別の光コラボ事業者に変更することは簡単にはできない仕組みになっているようです。

NTTのフレッツ光に戻ったり、別の光コラボ事業者に変更する場合で、固定電話の電話番号を変えたくない場合は、今の光コラボ事業者を解約する前に、一旦、固定電話をアナログ電話回線に戻す手続きが要るようです。

そんなとき、休止していた電話回線が活きるかもしれません。

フレッツ光からは簡単に転用できるのに、もとに戻ろうとすると大変な手間とお金がかかってしまう、この一方通行の「光コラボレーション」の仕組みも、きっと、何らかの理由があって工夫して作られたものなのでしょう。

フレッツ光を安く利用できるのは助かりますが、NTTのフレッツ光に戻ったり、別の光コラボ事業者に変更したい場合には、とても不便な仕組みとなってしまっています。

アナログ回線を使いたいわけでもないのに、一旦、アナログ回線に戻すなんて、費用もそうですけど、作業をされる方の労力だってかかるのですから・・・

もうちょっと、スムーズに移行できるような仕組みを模索、検討していただけたらと思います。

2019年7月1日より、既に光コラボレーションの制度を利用している人も、別の光コラボレーション事業者へ「事業者変更」ができるようになったようです。

これは、契約中の光コラボレーション事業者から「事業者変更承認番号」を発行してもらい、乗り換え先である、別の光コラボレーション事業者へ引き継ぐ新たな制度です。

この新たな制度により、利用者が光コラボレーション事業者を乗り換える際の負担は大幅に軽減されると推測されます。

ただし、光コラボレーションの契約も2年契約となっているケースが多いため、解約金のかからない期間意外に解約をしてしまうと解約金が発生するので、乗り換える場合は、解約金のかからない期間をよく確認した上で利用した方が賢明かと思います。

確実な情報は、ご自身の契約している事業者と、乗り換え先の事業者に問い合わせるのがよろしいかと思います。

2019年7月11日追記

まとめ

今回の利用休止の継続の申し出は、光コラボレーションの不便さがきっかけで行ったものです。

NTTのWebサイトの記事によると、アナログ電話回線も2024年に向けてIP網への移行が進んでいるようです。

しかし、NTTの固定電話回線がIP網を利用すると言っても、「加入電話」が「光電話」と統合されるというわけではなさそうです。

「利用休止」をされている方は「利用休止継続」の手続きは無料なので、NTT東日本エリアの場合は、とりあえず、休止期間の10年の間に、やっておいても損はないと思います。

10年後に、どういった状況になっているかは、まったくわかりませんが・・・

それにしても、固定電話を、ほとんど使わなくなったなあ・・・

コメント

  1. 花火 より:

    はじめまして。
    利用休止の継続を申し出後、休止満了日が書かれたハガキはまた届くのでしょうか?
    それとも自分で覚えておく必要があるのでしょうか?
    そろそろ5年になるので継続の連絡をしようか考え中です。

    • リフィトリー より:

      花火さん はじめまして。
      利用休止の継続の手続き後に、新たな休止満了日が書かれたハガキが届きます。
      とても重要なことなのに、書き忘れていたので、追記させていただきました。
      コメント、ありがとうございます。

      • 花火 より:

        ご返信ありがとうございます。
        またハガキが届くのですね。
        安心しました。
        突然のコメントにも丁寧にご対応くださりありがとうございました。

        • リフィトリー より:

          いえ、こちらこそ肝心なことを書き洩らしていたので、とても助かりました。
          ありがとうございました。

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