セキュリティーソフトのノートンの有効期間の期限が近づいてきたらしく、ノートンストアから、自動延長サービスのメールが届きました。私はその内容を確認し、すぐに自動延長の停止手続きをお願いしました。その訳とは・・
ノートン360の自動延長サービスとは?
ノートンの自動延長サービスとは、製品の有効期間が終了する前に自動的に有効期間を延長する更新サービスです。
これを申し込んでおくと、うっかり「有効期間が切れていた」という事態を避けることができ、インストールしているPCやスマホなどの端末を手間なく安全な状態に継続的に保つことができるというものです。
製品の代金についても、登録してあるクレジットカードから自動的に引き落としされる仕組みになっています。
有効期間が3年版を使っている、うっかり者の私にとっては、とてもありがたいサービスだと思い、申し込んでいました。
「ノートンストア自動延長サービス」のメールが届きました
「ノートンストア自動延長サービス」のメールが届いたので、内容を確認したところ、代金の引き落としが、翌々日になっており、自動延長代金が、「10,980円(税抜き)」となっていました。
また、この自動延長で購入した製品の有効期間は1年間となっており、1年後には、また自動延長の扱いになるようになっていました。
さらにまた、自動延長サービスの利用特典として、3つの保険が付いているということなのですが、私はこの保険に、ほとんど魅力は感じませんでした。
端末5台分とは言え、1年間で、「10,980円(税抜き)」は、とても高いので、他の選択肢はないものかと、すぐにサポートに問い合わせてみました。
料金は、継続延長より、新規購入の方が安い?
すると、意外なことがわかってきました。
ノートン360プレミアムは5台分または、10台分の端末にソフトをインストールして使うことができる商品で、「1年版」、「2年版」、「3年版」のバリエーションから選択して購入することができます。
以下は5台分のノートンストアの新規購入の場合の価格表です。
製品 | 台数 | 価格 |
ダウンロード1年版 | 5台 | 6,480円(税抜き) |
ダウンロード2年版 | 5台 | 14,280円(税抜き) |
ダウンロード3年版 | 5台 | 14,480円(税抜き) |
表を見てわかるとおり、継続延長の1年間有効の商品より、新規に購入した方が価格が安いのです。
また、さらに、2019年12月19日から2020年1月15日まで、1年版に限り、「期間限定 1,000円 OFFクーポン」が使え、その間だと、ダウンロード1年版は、5,480円(税抜き)で購入できるようです。
また、「ダウンロード3年版」だと、割引クーポンは使えませんが、1年あたりの費用を計算すると・・・
14,480÷3=4,826.666・・・
約4,827円(税抜き)になります。
もちろん、新規で購入すると、プロダクトキーが変わり、端末を再設定する手間がかかるのかもしれません。
そういった手間が面倒な人で、かつ、自動延長の1年版「10,980円(税抜き)」の価格が妥当だと感じる方にとっては、自動延長サービスの利用も有りなのかもしれません。
自動延長を停止するには?
私の場合は、有効期間の残日数が37日のとき、自動延長のメールが届きました。
しかし、このメールに書かれていた、自動延長停止の手続きの期限は、メールが届いた翌日になっていました。
さらに、この自動延長の停止手続きをしなかった場合は、メールが届いた翌々日には、1年間の有効期間の自動延長の製品の代金である、「12,078円」が引き落とされてしまいます。
早い話が、メールが届いたらすぐに、自動延長の停止の手続きを申し込まないと間に合わないということになります。
全てのユーザーに、このスケジュールでメールが届くかどうかは、私には、わからないですが・・
自動延長を停止したら かんたん延長サービスのメールが届きました
自動延長を停止した数日後に「期限切れまであと30日」として、「かんたん延長サービス」の案内のメールが届きました。
リンクをクリックすると、「お客様へおすすめ商品」として「ノートン360プレミアムⅡ」という商品が真っ先に目に飛び込んできました。
ここに表示された「ノートン360プレミアムⅡ」は、有効期間3年5台版で「ノートン360プレミアム 3年5台版」との違いは、利用可能なストレージが「ノートン360プレミアム 3年5台版」より25GB多い、75GBとなっており、さらに「ウイルス診断・駆除サービスプラス 3年版」とセットになっている商品のようです。
しかも、2020年1月15日までは、キャンペーン期間として、90日間の有効期間の延長が付いてくるようです。
でも、価格が3年延長で
「21,960円(税抜き)」
と、私にとっては、とても高価なものです。
そこで、「お客様へおすすめ商品」ではなく、同じWebページにあった、「ご利用中の製品を延長する」というタブをクリックしてみると、「ノートン360プレミアム 3年5台版」の料金が、
「18,980円(税抜き)」
となっており、こちらも2020年1月15日まではキャンペーンとして90日間の有効期間の延長がついているようです。
しかも、自動延長の特典として、3つの保険までついているというのです。
でも、ノートンストアの「ノートン360プレミアム」の新規購入の価格(下の表)を見ると、この「かんたん延長サービス」も私にとっては、あまり魅力的とは言えないのです。
製品 | 台数 | 価格 |
ダウンロード1年版 | 5台 | 6,480円(税抜き) |
ダウンロード2年版 | 5台 | 14,280円(税抜き) |
ダウンロード3年版 | 5台 | 14,480円(税抜き) |
新規購入の場合も注意が必要?
「自動延長」や「かんたん延長」より、新規購入の方が、この記事を書いている時点では、安く購入できそうですが、その場合にも気を付けた方が良さそうな点がありました。
シマンテックストアには、以下のような注意書きが、掲載されていました。
・お客様のサブスクリプションは購入が完了した時点 (またはお支払いが受領された時点) から開始します。ノートン製品による保護を行うには、各デバイスでダウンロードとインストールを実行するか、登録を完了する必要があります。
・シマンテックストアから直接購入した場合は、継続契約に加入したことになります。最初の有効期間が終了すると、自動的に有効期間が延長されます。
つまり、シマンテックストアから購入する場合は、あまり早く購入してしまうと、サブスクリプションの有効期間が重複してしまい、結果として有効期間が短くなってまうみたいです。
※再度、サポートに確認したところ、ノートンストアから新規購入後、サポートに連絡すれば、有効期間を利用中のものと統合してもらえるみたいです。
サポートに連絡しなければ、2つのライセンスの紐づけの確認がなされないので、自動的に統合されるということはないだろうと推測されます。
また、ノートンストアには、
更新時期が近づきますとご案内をお送りいたしますので自動延長前に内容をご確認いただくことができます。
また、自動延長サービスはご購入後にいつでも停止することが可能です。
という注意書きが掲載されていました。
つまり、新規で購入した場合でも自動的に継続契約に加入したことになり、ユーザーが自動延長の停止を申し出ない限り、また自動延長の扱いになってしまうということのようです。
ありがたいことに?、2重、3重のセーフティネットで、ユーザーが自動延長のサービスを受けられるようになっているようです。
※新規で購入される場合でも、ご自身で、よく確認なさってから購入された方がよろしいかと思います。
まとめ
携帯電話の契約では、自動更新でそのまま使っていると、新規で契約するより大幅に料金が高くなってしまうという事が良くあります。
今回の件も、携帯電話の契約の自動更新と、似ているところがあります。
私の感覚では、「リピートして購入するユーザーは、少し優遇されるはずだから、新規購入より若干安くなっているだろう」と思い込んでいました。
しかし、昨今では、この感覚は通用しないみたいです。
「自動延長」とか「自動更新」とか「かんたん延長」というと、つい内容の確認やチェックが甘くなってしまいがちですが、そういう時ほど、よほど注意が必要なようです。
有効期限が近づいてくる前に、あらかじめ「自動延長」になっていないか、今一度、確認した方がいいかもしれません。
ノートンの製品自体は、長らく使っていますが、動作も軽いし、何ら不満はないのですけれど・・
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